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そもそもモンクレールダウン とは、1952年にフランス、モネステ ド クレァモンで設立されたブランド。1954年にはイタリアのカラコルム登頂隊、1955年にはフランスのマカル登頂隊などにウェアを提供するなど、アウトドアウェアから出発している(ちなみに、カラコラム登頂隊が着たダウンは改良を重ね、現在もカラコルムという商品名で展開している)。その後、高い品質に目を付けたフランスの上流階級に愛用され、現在のプレミアム・ダウンウェアとしての地位を確立した。実はこのブレークは日本だけでなく、世界的なものだ。 07年もその過熱ぶりは収まらず、特に人気だったのは、K2(ケー・ツー)、HIMALAYA(ヒマラヤ)、EVEREST(エべレスト)。定番のモデルをよりタイトにし、光沢のあるシャイニーナイロンを使用していることが特徴だ。これらのモデルには通常よりも大きいロゴ(通称デカロゴ)が付き、モダンモンクレールの代表的なアイテムだ。特にヒマラヤは国内ではセレクトショップのビームスのみの扱いだったため、国内各地で争奪戦が繰り広げられ、キャンセル待ちがでるほどの人気だった。 女性でもモンクレール ダウンジャケット 愛用者は多い。これは「KARAKORUM(カラコルム)」で人気モデル「K2」のベースになったモデル。モダンモデルと比べてボリュームがあり、登山などの本格的な使用にはこちらのほうが向いている。全ラインナップの中でも一番人気と言える「EVEREST(エベレスト)」。細身のシルエットでそれまでのダウンの常識を覆すほど都会的な仕上がりになっている。今年も争奪戦が繰り広げられ、手に出来なかった人は多い。 かつて、これほど高価格のモンクレール ダウンが老若男女問わず売れたことはあっただろうか。いったい、この異常とも思える“モンクレールフィーバー”は何なのか。 まず理由として大きいのは、光沢が際立つナイロン素材だ。それまでダウンのナイロンはリップストップナイロンなどといった軽いナイロンが主流で、機能面を重視したモノが多かった。ダウンが透けて見えるほど極限に薄くしたブランドもあり、機能的ではあるが、質感的に物足りないのが実情だった。そこで、モンクレールの代名詞ともいえるシャイニーナイロンの上品な光沢にひかれた人は多いだろう。その後、シャイニーナイロンは、各メーカーがこぞって使用し、一気にメジャーとなった。 さらに、1968年にフランス・グルノーブルで開かれた第10回冬季オリンピック大会からシンボルマークとして使われている“オンドリ”のロゴも、モンクレールを象徴する重要なデザイン。通常、左腕にロゴがついていて、一目でモンクレールとわかるようにデザインされている。人気モデルでは通常よりも大きめのサイズになった“デカロゴ”を使用し、モンクレールのプレミアム感をわかりやすく演出している。 また、本格的なダウンのブランドでありながら、ビジネスパーソンの普段着として支持されたことも大きい。 通常、アウトドアブランドのダウンは、中に服を着込むことを想定しているため、身幅や肩幅などを広くとっている。そのため、普段の服と合わせるとトップスにボリュームが出すぎて、「着膨れ状態」になりやすい。逆に、デザイナーズモノのダウンだとシルエットが細いので、スラックスや細身のパンツに合わせても違和感はない。だが、防寒性や保温性などといった機能を割り切っていることが多いのが実情。デザイン性と機能の両立を求めると、どちらも厳しいということになる。 特に、スーツやスラックスなどのビジネスウェアに合わせるとなると、アウトドアブランドではシルエットが野暮ったくなり、デザイナーズモノだとエッジが利きすぎるため、普段使いがメインのビジネスパーソンがダウンに目を向けることはあまりなかった。 これに対し、もともとシルエットは太めではなかったモンクレールだが、近年はさらに細身になり、よりタウンユースを意識したモデルが多くなった。人気モデルのK2、ヒマラヤ、エベレストなどは、モンクレールのなかでも最も細身のモデル。肩幅や身幅はより狭く、丈は短めにとり、袖をやや長めにしてバランスがよく見えるようにデザインされている。モダンなシルエットのため、現在のトレンドウェアと合わせても違和感なくまとまり、とても本格ダウンウェアとは思えないほどスマートなシルエットになるのが魅力。本格的なダウンウェアでありながら細身で高級感があり、スーツの上から羽織ってもスマートに着られる。それまで仕事着としてダウンを着ていなかった丸の内のビジネスマンや40代・60代のがこぞって飛びついたというわけだ。
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